白内障手術の5焦点眼内レンズとは?種類・費用・選び方をわかりやすく解説|幕張久木元眼科
- 2026年9月16日
- 白内障

「白内障手術を受けることになったけれど、眼内レンズの種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「5焦点レンズというものを聞いたけれど、自分に合っているの?」——そう感じている方は多いのではないでしょうか。
白内障手術で使用する眼内レンズには単焦点・多焦点・5焦点などの種類があり、選ぶレンズによって術後の見え方や生活の質が大きく変わります。特に5焦点眼内レンズは、遠・中・近・超近・手元など複数の距離をカバーできる設計で、老眼の改善も同時に期待できることから注目されています(個人差があります)。
費用の目安や、どんな人に向いているのかを事前に理解しておくことで、担当医との相談がぐっとスムーズになります。この記事では、5焦点眼内レンズの仕組みから種類・費用・選ぶ際のポイントまでをわかりやすくまとめました。
- ✅ 5焦点眼内レンズの仕組みと特徴
- ✅ 単焦点・多焦点との違いと費用の目安
- ✅ どんな人に向いているか・選ぶときのポイント
目次
白内障手術を前に感じる不安・疑問
白内障と診断されて手術を勧められると、「本当に手術しなければならないの?」「どのレンズを選べばいいの?」という不安が重なる方がほとんどです。特に眼内レンズの選択は、術後の視生活に直結するため、慎重に考えたいと思うのは当然のことです。
実際に患者さんからよく聞かれる声として、次のようなものがあります。
- 「単焦点と多焦点のどちらにすればいいかわからない」
- 「5焦点レンズって高そうだけど、それだけの価値があるの?」
- 「老眼も一緒に治せると聞いたけれど、本当に見えるようになるの?」
- 「術後にコントラストが悪くなるとか、光がにじむとか心配」
眼内レンズ選びで後悔しないためには、手術前にレンズの仕組みと特徴をしっかり理解しておくことがとても大切です。「先生に任せればいい」という気持ちも大切ですが、自分のライフスタイルや希望を伝えるためにも、基礎知識を持っておきましょう。
また、よくある誤解として「多焦点レンズ=5焦点レンズ」と思っている方がいますが、多焦点レンズは2焦点・3焦点・4焦点・5焦点などさまざまな種類の総称です。5焦点レンズはその中でもより多くの距離をカバーできる設計のレンズを指します。次のセクションで詳しく解説します。
5焦点眼内レンズとはどんなレンズ?仕組みを解説
白内障手術では、濁った水晶体を取り除いた後に人工の眼内レンズ(IOL:Intraocular Lens)を挿入します。このレンズの設計によって、術後にどの距離が見えやすくなるかが決まります。
単焦点レンズは遠距離・中距離・近距離のいずれか1か所にピントを固定するレンズです。手術後、ピントが合っていない距離(多くの場合、手元や中距離)にはメガネが必要になります。保険が適用されるため費用が抑えられ、コントラスト感度が高く見えやすいという特徴があります。
多焦点レンズは光を複数の焦点に分けることで、遠くと近くなど複数の距離を見えやすくする設計です。2焦点(遠・近)から始まり、3焦点(遠・中・近)、そして近年普及してきた5焦点(遠・中・近・超近・手元など)まで、カバーできる距離の幅が広がってきています。選定療養として手術技術料は保険適用、レンズ代は自己負担となります。
5焦点眼内レンズは、遠距離から手元まで5段階の焦点距離を持つ設計により、距離の切り替わりがより自然に感じられることが特徴です。スマートフォン・パソコン・読書・運転など、さまざまなシーンでメガネへの依存度を下げることが期待できます。ただし個人差があり、すべての距離が完全にクリアになるわけではありません。
5焦点レンズの最大の魅力は、白内障の治療と老眼の改善を同時に目指せる点です。「白内障手術を機に老眼からも解放されたい」と考えている方にとって、選択肢として検討する価値があります(個人差があります)。
眼内レンズの種類と費用の目安
眼内レンズは大きく「保険適用の単焦点レンズ」と「自己負担が生じる多焦点レンズ(選定療養)」に分かれます。費用は選択するレンズの種類によって異なります。
| レンズの種類 | 焦点数 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 単焦点眼内レンズ | 1焦点 | 保険適用(自己負担割合による) | 1か所にピントを固定。コントラスト感度が高い |
| 多焦点眼内レンズ(選定療養) | 2〜5焦点 | 技術料は保険適用+レンズ代自己負担(片目目安:約40万〜60万円) | 複数距離に対応。老眼改善も期待できる |
| 多焦点レンズ(レーザー手術) | 多焦点 | 片目約60万〜90万円(自由診療) | レーザーを使用した多焦点レンズ手術 |
✅ 5焦点レンズのメリット
- 遠・中・近など幅広い距離をカバー
- 日常生活でメガネへの依存度を下げることが期待できる
- 白内障治療と老眼改善を同時に目指せる
- ライフスタイルに合わせたレンズ選択が可能
⚠️ 5焦点レンズのデメリット・注意点
- 単焦点に比べてコントラスト感度がやや低下する場合がある
- 夜間の光がにじんで見える(ハロー・グレア)が生じることがある
- レンズ代は自己負担となる(選定療養)
- すべての距離が完全にクリアになるわけではない(個人差がある)
⚠️ 注意:レンズは一度挿入すると基本的に交換が難しい
眼内レンズは術後に再挿入・交換を行うことが難しい場合があります。「価格だけ」「流行りだから」という理由で選ぶのではなく、自分の生活スタイルや目の状態に合ったレンズを、担当医としっかり相談した上で選ぶことが大切です。

5焦点レンズに向いている人・選び方のポイント
5焦点眼内レンズは多くの距離をカバーできる優れた設計ですが、すべての人に適しているわけではありません。自分のライフスタイルや目の状態をもとに、担当医と相談しながら選ぶことが重要です。
5焦点レンズが向いていると考えられる方
- スマートフォン・パソコン・読書など、幅広い距離での作業が多い方
- 術後になるべくメガネに頼らない生活を希望する方
- 白内障の治療と同時に老眼改善も目指したい方
- アクティブなライフスタイルで遠・中・近のさまざまなシーンで目を使う方
慎重に検討が必要な場合
- 夜間の運転や暗所での見え方を特に重視する方(ハロー・グレアが気になる可能性がある)
- 網膜疾患・緑内障など、目の状態によってはレンズの効果が十分に得られない場合がある
- 費用面での負担が大きい場合(十分に検討した上で選択を)
レンズを選ぶときに確認しておきたいポイント
担当医との相談では、以下の点を確認しておくとスムーズです。
- どの距離を最も重視するか(遠くを見ることが多いか、手元作業が多いかなど)
- 乱視の有無・程度(乱視矯正機能付きのレンズが必要かどうか)
- 目の状態・疾患の有無(多焦点レンズの適応があるかどうかは検査が必要)
- 費用・保険の適用範囲(選定療養の仕組みを確認する)
自分のライフスタイルを具体的に伝えることが、最適なレンズ選びへの近道です。「趣味でゴルフをするので遠くをよく見る」「仕事でパソコンを長時間使う」など、日常の視生活を担当医に詳しく話してみましょう。
⚠️ よくある誤解:「多焦点レンズを入れれば老眼が完全になくなる」は正確ではありません
多焦点・5焦点眼内レンズは「老眼を手術で治す」ものではなく、「複数の距離にピントを合わせやすくする設計」のレンズです。術後もすべての距離が完全にメガネなしで見えるとは限らず、細かい文字の読書時には手元用メガネを使う場合があります(個人差があります)。事前に担当医から詳しい説明を受けてから判断しましょう。
幕張久木元眼科の眼内レンズ診療へのこだわり
千葉県千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心1階にある幕張久木元眼科では、眼内レンズの選択から手術まで、一人ひとりのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの診療を行っています。
- 🔬 大学病院白内障専門外来元主任による執刀——東京医科歯科大学病院で白内障・屈折矯正外来の主任を務めた院長が直接手術を担当
- 👁 豊富な眼内レンズのラインアップ——多焦点・乱視矯正レンズなど多種類を取り扱い、患者さんのご要望に合わせてご提案
- 🔭 ライカ製眼科手術専用顕微鏡を導入——高解像度・深い焦点深度で安全な手術環境を実現
- 📅 土日祝も診療・オンライン順番取り対応——平日に受診が難しい方も通いやすく、待ち時間はイオンモールで快適に過ごせる
- 👨⚕️ 視能訓練士在籍——検査・訓練の専門スタッフが診療をサポート

よくある質問(FAQ)
📝 この記事のまとめ
- ✅ 5焦点眼内レンズは遠・中・近など複数距離をカバーし、老眼改善も同時に期待できる設計
- ✅ 多焦点レンズ(選定療養)の費用目安は片目約40万〜60万円。技術料は保険適用
- ✅ ハロー・グレアなどのデメリットもあり、目の状態や生活スタイルで適応を判断する必要がある
- ✅ レンズは基本的に交換が難しいため、手術前に担当医と十分に相談することが大切
- ✅ 「遠くを見たい」「手元作業が多い」など、自分の生活習慣を具体的に伝えることがベストな選択につながる
眼内レンズのことは、お気軽にご相談ください
千葉県千葉市美浜区・イオンモール幕張新都心1階の幕張久木元眼科では、大学病院白内障専門外来出身の院長が一人ひとりの生活スタイルに合ったレンズ選びをサポートします。土日祝も診療中。まずはWEBからご予約ください。



👨⚕️ 院長コメント|久木元 延行(くきもと のぶゆき)先生
「私が一番大切にしていることは、患者さんの希望をよく聞き、一人ひとりにオーダーメイドの医療を提供することです。眼内レンズの選択は、術後の見え方に大きく関わります。『遠くが見えたい』『手元の作業が多い』など、どんなことでもお気軽にお話しください。患者さんの生活スタイルに合わせた最適なレンズをご一緒に考えます。高度医療をあたたかく提供する——それが幕張久木元眼科のコンセプトです。」