白内障による眼精疲労の原因と今すぐできる6つの対策|幕張久木元眼科|千葉県千葉市の白内障手術、緑内障、糖尿病網膜症

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医療コラム

白内障による眼精疲労の原因と今すぐできる6つの対策|幕張久木元眼科|千葉県千葉市の白内障手術、緑内障、糖尿病網膜症

白内障による眼精疲労の原因と今すぐできる6つの対策

目の疲れが休んでも取れない、朝から目が重い……そんな症状に悩まされていませんか?

実は、その眼精疲労、白内障が原因かもしれません。

白内障は60歳代で70%、70歳代で90%、80歳代で100%の方が発症するといわれています。加齢とともにほぼ全員が経験する病気だからこそ、早い段階で正しい知識を持つことが重要です。

当院では、東京医科歯科大学病院白内障・屈折矯正外来で主任を務めた経験をもとに、日々多くの患者さんの白内障診療にあたっています。その中で実感するのは、「疲れ目」と軽く考えて放置してしまう方が非常に多いということです。

 

白内障が眼精疲労を引き起こすメカニズム

白内障とは、目の中のレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまう病気です。

この濁りによって光が乱反射し、視界が白くかすんだり、まぶしさを感じたりします。さらに、濁った水晶体を通して見ようとすることで、目の筋肉が過度に働き続けることになるんです。

水晶体の濁りは、単に「見えにくい」だけではありません。

濁った部分を補おうと、無意識のうちに目を細めたり、首を前に出したり、まばたきの回数が増えたりします。こうした代償行為が積み重なり、目の周りの筋肉だけでなく、首や肩の筋肉まで緊張状態が続くわけです。

また、白内障では光が乱反射するため、通常よりも強いまぶしさを感じます。特に朝夕の太陽が低い位置にある時間帯は、太陽光線が直接目に入りやすく、より強い負担がかかります。この光の刺激に対抗しようと、瞳孔を絞る筋肉(虹彩括約筋)が常に緊張状態になり、これも眼精疲労の一因となります。

さらに注意が必要なのは、白内障手術後の見え方の変化です。

手術では濁った水晶体を取り出し、人工の眼内レンズを挿入します。このレンズの度数や種類によって、手術前とは見え方が大きく変わることがあります。その落差に目が適応しようとする過程で、一時的に眼精疲労が強くなるケースも少なくありません。

 

白内障による眼精疲労の特徴的な症状

白内障が原因の眼精疲労には、いくつか特徴的な症状があります。

休んでも回復しない疲労感

通常の疲れ目なら、一晩ぐっすり眠れば翌朝にはスッキリするものです。

しかし白内障による眼精疲労は、十分な休息をとっても回復しません。朝起きた時点ですでに目が重い、ぼんやりする、といった症状が続くのが特徴です。これは、水晶体の濁りという物理的な原因が解消されていないためです。

まぶしさと見えにくさの同時発生

明るいところで見えにくい、という矛盾した症状も白内障の特徴です。

濁った水晶体が光を乱反射させるため、光量が多い環境ほど見えにくくなります。夜の車のヘッドライトが非常にまぶしく感じる、晴れた日の屋外で目を開けていられない、といった訴えが多く聞かれます。

全身症状への波及

眼精疲労が進行すると、目の症状だけにとどまりません。

肩や首の凝りがひどくなる、頭痛が頻繁に起こる、けだるさが続く、めまいやふらつきがある、吐き気を感じる……こうした全身症状が現れることも珍しくありません。視覚情報は脳で処理されるため、目の疲労が脳の疲労につながり、全身に影響を及ぼすのです。

診察室でよく耳にするのは、「最近イライラしやすくなった」「集中力が続かない」といった訴えです。これらも眼精疲労が心理面に影響を与えている可能性があります。人間が得る情報の8割は視覚からといわれており、見えにくさは想像以上に心身にストレスを与えるんです。

 

今すぐできる6つの対策

白内障による眼精疲労を少しでも軽減するために、日常生活でできる対策をご紹介します。

対策1:適切な照明環境を整える

照明の調整は、すぐに実践できる効果的な対策です。

白内障の方は、強すぎる光も暗すぎる環境も目に負担をかけます。デスクワークをする際は、手元を照らす間接照明を活用し、天井照明の明るさを少し抑えるとよいでしょう。パソコンやスマートフォンの画面輝度も、周囲の明るさに合わせて調整してください。

また、ブルーライトカット機能を活用するのも有効です。最近のデバイスには標準で搭載されていることが多いので、設定を確認してみましょう。

対策2:紫外線対策を徹底する

紫外線は白内障の進行を早める要因のひとつです。

外出時は、つばの広い帽子とサングラスを併用することをお勧めします。サングラスだけでは隙間から紫外線が入ってくるため、帽子との組み合わせが効果的なんです。特に朝夕の太陽が低い位置にある時間帯は、サングラスが必須です。太陽が高く上ると帽子の効果が大きくなります。

サングラスを選ぶ際は、色の濃さよりもUVカット率を重視してください。色が濃すぎると瞳孔が開いてしまい、かえって紫外線が目に入りやすくなることもあります。

対策3:目薬を効果的に使用する

眼精疲労の緩和には、適切な目薬の使用が役立ちます。

白内障の進行を遅らせる目薬もありますが、眼精疲労に対しては、ビタミンB製剤が含まれる点眼薬が効果的です。ただし、ビタミンB製剤はピンク色をしていて日光で分解されるため、暗所に保存する必要があります。

また、刺激的なしみる目薬は角膜を痛めることがあるので、あまり刺激的な目薬は避けた方がよいでしょう。市販品も含め多くの種類がありますが、どの目薬も大した変わりはないと思いますから、あまり高価なものを使用する必要はありません。

目の乾燥も疲労を増悪させる要因です。こまめに目薬で目を潤すことを心がけてください。

 

対策4:目を温める習慣をつける

目を温めることで、疲労している目の筋肉の血行が良くなります。

暖かい蒸しタオルを使うのが効果的です。タオルを水で濡らして絞り、電子レンジで30秒ほど温めてから、まぶたの上に5〜10分のせてください。ただし、ストーブやヒーターで目を暖めるとドライアイ状態になるので逆効果です。

充血しているような場合は、炎症が起きている可能性があるため、冷やした方が良いでしょう。いずれの場合も、暖め過ぎ冷やし過ぎには注意してください。

 

対策5:遠くを見る時間を意識的に作る

近くを見続けることは、毛様体筋に大きな負担をかけます。

パソコンやスマートフォンの作業が続く場合は、1時間に1回は遠くを見る休憩を取りましょう。遠くをぼんやり見ることが毛様体筋のリラックスになります。5〜10分は続けることが望ましいです。

可能であれば、暗い部屋で目を休めるのも効果的です。アイマスクやタオルで目を覆うと、光の刺激から解放され、より深い休息が得られます。

 

対策6:生活習慣病の予防・管理を徹底する

糖尿病などの生活習慣病は、白内障の進行を早める要因です。

糖尿病になると若くても白内障が進行しやすくなります。普段から食生活と運動に留意して、生活習慣病の予防に気をつけることが、結果的に白内障の進行を遅らせ、眼精疲労の悪化を防ぐことにつながります。

また、高血圧や更年期障害なども眼精疲労の原因となることがあります。全身の健康管理が、目の健康にも直結しているんです。

 

当院での白内障診療の考え方

幕張久木元眼科では、「高度医療をあたたかく提供する」「自分が受けたい眼科診療」を理念に掲げています。

白内障による眼精疲労でお悩みの方には、まず詳しい検査で現在の状態を正確に把握します。その上で、患者さん一人ひとりのライフスタイルや希望をよく聞き、最適な治療方針をご提案するよう心がけています。

手術が必要な段階であれば、日帰り白内障手術に対応しています。

東京医科歯科大学病院で白内障・屈折矯正外来の主任を担当していた経験を活かし、眼内レンズにとことんこだわった診療を提供しています。単焦点レンズに加え、保険適用の分節型2焦点レンズ(約70cmから遠方まで焦点)や、近方・中間・遠方のいずれにも焦点を持つ3焦点眼内レンズなど、複数の選択肢をご用意しています。

また、性能にこだわった眼科手術専用顕微鏡を導入しており、鮮明かつ詳細に観察できるため、より安全性に配慮した手術が可能です。

イオンモール幕張新都心内という立地を活かし、土日祝日診療も行っています。WEB予約システムを導入しているため、待ち時間中はイオンモールでお買い物していただけます。駐車場完備、院内バリアフリー対応ですので、どなたでも気軽にご相談いただける環境を整えています。

出典幕張久木元眼科公式サイトより作成

よくある質問(FAQ)

Q1. 白内障の手術はいつ受けるべきですか?

ある程度の症状が出た時点で早めに治療を受けることをお勧めしています。白内障が高度に進行すると、手術の難易度が上がり手術時間も長くなりますし、合併症が生じる可能性が高くなります。また、視力が落ちることで生活の質が落ち、移動にタクシーを使ったり、介護が必要になったり、生活コストが上がってしまいます。交通事故や転倒骨折のリスク、認知症やうつの悪化も指摘されています。

Q2. 白内障の目薬で治すことはできますか?

混濁した水晶体を透明にする薬は現在のところありません。進行を遅らせる薬はありますが、唯一の根本的な治療法は手術です。ただし、眼精疲労の緩和には適切な目薬の使用が役立ちます。

Q3. 白内障手術後も眼鏡は必要ですか?

単焦点眼内レンズの場合、遠方か近方のどちらかに焦点を合わせるため、眼鏡が必要になることが多いです。一方、多焦点眼内レンズを選択すれば、複数の距離に焦点を合わせることができ、眼鏡を使用しなくても生活しやすくなります。ただし、多焦点レンズには光のまわりに輪がかかって見えたり、光のぎらつきがまぶしく感じたりする可能性があります。

Q4. 白内障は予防できますか?

加齢による白内障を完全に予防することは難しいですが、進行を遅らせることは可能です。糖尿病などの生活習慣病にならないよう食生活と運動に留意すること、強い紫外線を避けるために帽子とサングラスを使用することが有効です。

Q5. 眼精疲労がひどい時、冷やすべきですか?温めるべきですか?

一般的に、目を温めた方が疲労からの回復は早いです。疲労している目の筋肉の血行が良くなるためです。暖かい蒸しタオルがよいでしょう。ただし、充血しているような場合は炎症の可能性があるため、冷やした方が良いです。いずれの場合も、暖め過ぎ冷やし過ぎには注意してください。

まとめ

白内障による眼精疲労は、水晶体の濁りという物理的な原因によって引き起こされます。

休んでも回復しない疲労感、まぶしさと見えにくさの同時発生、全身症状への波及といった特徴的な症状があれば、早めに眼科を受診することが大切です。

日常生活でできる対策として、適切な照明環境の整備、紫外線対策の徹底、目薬の効果的な使用、目を温める習慣、遠くを見る時間の確保、生活習慣病の予防・管理の6つをご紹介しました。これらを実践することで、眼精疲労を軽減できる可能性があります。

ただし、根本的な解決には手術が必要な場合もあります。

当院では、患者さん一人ひとりの希望をよく聞き、オーダーメイドの医療を提供することを心がけています。白内障による眼精疲労でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。土日祝日診療、WEB予約システム、駐車場完備で、通いやすい環境を整えてお待ちしています。

詳しくは幕張久木元眼科の公式サイトをご覧ください

 

幕張久⽊元眼科  院⻑ 久⽊元延⾏

                                                                       

経歴

獨協医科大学 医学部医学科卒業
東京医科歯科大学病院 臨床研修医
東京医科歯科大学 眼科学講座 入局
東京都立広尾病院 眼科
東京医科歯科大学病院 眼科
東京都立多摩総合医療センター 眼科
東京医科歯科大学病院 眼科
– 白内障・屈折矯正外来 主任
– 糖尿病網膜症専門外来
– 医療安全管理リスクマネージャー
幕張久木元眼科開院

 

【資格】

日本眼科学会認定眼科専門医
水晶体嚢拡張リング認定医
難病指定医
ボトックス認定医(眼瞼痙攣、斜視)
光線力学療法認定医

【所属学会】

日本眼科学会
日本眼手術学会
日本白内障屈折矯正学会
日本網膜硝子体学会
日本糖尿病眼学会