白内障の原因は紫外線だけじゃない|加齢・糖尿病・薬など原因を眼科医が解説|幕張久木元眼科|千葉県千葉市の白内障手術、緑内障、糖尿病網膜症

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医療コラム

白内障の原因は紫外線だけじゃない|加齢・糖尿病・薬など原因を眼科医が解説|幕張久木元眼科|千葉県千葉市の白内障手術、緑内障、糖尿病網膜症

白内障の原因は紫外線だけじゃない|加齢・糖尿病・薬など原因を眼科医が解説

「白内障は紫外線が原因でしょ?」——そう思っていた方は少なくないはずです。たしかに紫外線は白内障のリスク要因のひとつですが、原因はそれだけではありません。加齢・糖尿病・ステロイド薬の長期使用・外傷など、紫外線以外にも多くの要因が水晶体の濁りを引き起こします。

特に40〜50代の比較的若い年代でも「加齢以外の原因」による白内障が生じることがあり、自分には関係ないと思っていたのに眼科で指摘されて驚いた、という方も実際にいます。この記事では、白内障が起こる仕組みと、紫外線以外の主な原因を一つひとつわかりやすくご説明します。

  • 白内障の原因として紫外線以外に何があるか具体的にわかる
  • 原因別の特徴・なりやすい年代・リスクのポイントがわかる
  • 白内障が疑われるときにどう対処すればよいかがわかる
📋 この記事の目次

そもそも白内障とはどんな病気?水晶体が「濁る」仕組み

目のレンズ=水晶体が濁ることで起こる

白内障とは、目の中にある「水晶体」というレンズの役割を担う部分が白く濁ってしまう疾患です。水晶体は本来ほぼ透明で、外から入ってきた光を網膜にきれいに届けます。この水晶体が濁ると光がうまく通らなくなり、視界がかすんだり、まぶしさが増したり、ものが二重に見えたりといった症状が現れます。

水晶体の成分は約65〜70%が水分で、残りの大部分はクリスタリンと呼ばれるタンパク質です。このタンパク質が何らかの要因で変性・酸化すると水晶体が白濁し、白内障が進行します。原因が何であれ、最終的にはこの「タンパク質の変性」という共通のプロセスをたどります。

 

白内障の原因が気になる方へ

千葉市美浜区で白内障の原因や目の状態について確認したい方は、幕張久木元眼科へご相談ください。

加齢や紫外線、生活習慣などが気になる方も、目の状態を確認するきっかけとしてご相談いただけます。

幕張久木元眼科に相談する

白内障の主な症状チェック

白内障の症状は徐々に進行するため、初期には自覚しにくいことが少なくありません。以下のような変化を感じたら、眼科への受診をご検討ください(症状の有無・程度には個人差があります)。

  • 視界全体がかすんでいる・霧がかかったように見える
  • 晴れた日の屋外や車のヘッドライトがひどくまぶしい
  • 片方の目で見るとものが二重・三重にぼやけて見える
  • 眼鏡の度数を変えてもあまり見え方が改善しない
  • 暗い場所でものが見えにくくなってきた

白内障の原因——紫外線以外にどんなものがある?

白内障は多因子疾患——原因は一つとは限らない

白内障は紫外線だけが原因の病気ではなく、複数の要因が重なり合って発症する多因子疾患です。白内障研究の分野では、加齢・紫外線・喫煙・糖尿病・薬剤・外傷など、さまざまなリスク因子が報告されています。以下に、紫外線以外の主要な原因をひとつずつ整理します。

Point 01 加齢
最も多い原因——誰にでも起こりうる「老化現象」のひとつ

白内障の原因として圧倒的に多いのが、加齢による水晶体の変化です。水晶体のタンパク質は年齢とともに少しずつ酸化・変性し、60代では約70%、80代ではほぼすべての人に何らかの白内障の変化が見られるとされています。加齢性白内障は特定のリスク行動がなくても発生するため、「年齢のせい」と見過ごしてしまうケースも少なくありません。定期的な眼科検診で早期に把握することが大切です(進行のペースには個人差があります)。

Point 02 糖尿病
血糖値の高い状態が水晶体を傷める——若い世代にも発症リスク

糖尿病の方は、血糖値が高い状態が続くことで水晶体内のソルビトールという物質が蓄積し、水晶体が濁りやすくなることがわかっています。糖尿病性白内障は、加齢性白内障より若い年代(30〜40代)にも現れることがあり、進行が早い傾向があるとも言われています。また、糖尿病網膜症が進行している方では、白内障の手術時期や手術方針の検討がより複雑になるため、眼科と内科の連携が重要です。

Point 03 薬剤(ステロイド)
ステロイド薬の長期使用が水晶体後部を濁らせる——「後嚢下白内障」に注意

アトピー性皮膚炎・喘息・リウマチ・炎症性疾患などの治療でステロイド薬(内服・点眼・外用のいずれも)を長期間使用している方では、「後嚢下白内障」と呼ばれるタイプの白内障が生じる場合があります。これは水晶体の後ろ側(後嚢直下)に濁りが生じるタイプで、比較的若い年代にも起こり得るのが特徴です。薬を自己判断でやめることはできませんが、ステロイド薬を使用中の方は眼科での定期チェックをご検討ください。

原因別に見る白内障の特徴と注意点

外傷・アトピー・放射線——見落とされがちな原因も

白内障の原因は加齢・糖尿病・ステロイド以外にも複数報告されています。それぞれの特徴を知ることで、自分や家族のリスクを把握する参考になります。

原因の種類 特徴・なりやすい状況 注意ポイント
外傷性白内障 目に強い衝撃・異物が入った・鋭利なものが刺さったなど、外的なダメージによって水晶体が損傷 若い年代でも発症。スポーツや作業中の事故で起こることも多い
アトピー性白内障 アトピー性皮膚炎に関連して生じる。目を強くこする刺激や炎症が関係するとされる 10〜30代の若い方にも見られる。ステロイドの影響と組み合わさることも
放射線・赤外線 放射線治療を受けた方、溶鉱炉など高温環境で長期間働く方に報告がある 職業的リスクがある方は定期的な眼科受診が勧められる
先天性白内障 生まれつき水晶体が濁っている。遺伝や妊娠中の感染症(風疹など)が原因となることがある 視力発達への影響を防ぐため早期発見・早期対応が重要とされる
併発白内障 ぶどう膜炎・緑内障など他の眼疾患に伴って生じる。糖尿病網膜症との重複もある 原因疾患の治療と並行した管理が必要

喫煙・生活習慣も白内障リスクに影響する

紫外線以外のリスク因子として、喫煙も注目されています。喫煙者は非喫煙者に比べて白内障の発症リスクが高まる可能性があることが複数の研究で示されており、酸化ストレスが水晶体に与えるダメージが関係していると考えられています。また、過度な飲酒や極端な栄養不足(ビタミンC・Eなどの抗酸化物質の不足)も関与する可能性があるとされています。

こうした生活習慣は白内障だけでなく全身の健康にも影響しますが、白内障の予防という観点からも禁煙や栄養バランスの良い食生活を心がけることは意義があると言われています。

紫外線との「複合作用」にも注目

紫外線は白内障の原因のひとつですが、上記のような他のリスク因子と組み合わさることでリスクがさらに高まる可能性があります。たとえば、糖尿病がある方が紫外線対策を怠っていると、水晶体へのダメージが重複して進行が早まることも考えられます。日常的なUVカットサングラスや帽子の使用は、複合的なリスクを下げるうえでも有効です(ただし、予防効果には個人差があります)。

⚠️ 白内障の自覚症状は徐々に進行するため、「少し見えにくいだけだから大丈夫」と放置してしまうケースが少なくありません。白内障が進行すると手術時の難度が上がる可能性があるため、気になる症状がある場合は早めに眼科を受診されることをおすすめします。

よくある誤解——白内障は「高齢者だけの病気」ではない

「自分はまだ若いから大丈夫」は要注意

白内障に関するよくある誤解のひとつが、「白内障は高齢者だけがなる病気」というものです。たしかに加齢は最大のリスク因子ですが、糖尿病・ステロイド薬・外傷・アトピーなどが原因の場合、30〜40代の若い年代でも発症することがあります。実際、眼科の外来では「まさか自分が」と驚かれる若い患者さんと出会うことも珍しくありません。

また、「見えにくいのは疲れ目や老眼のせいだろう」と思って放置しているうちに白内障が進行していたというケースもあります。眼科では白内障の有無を細隙灯顕微鏡という専用の器械で客観的に確認できるため、自己判断では気づきにくい初期の変化も把握しやすくなります。

白内障は治療できる疾患——放置しないことが大切

白内障は進行性の疾患ですが、手術(濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに交換する方法)によって視力の改善が期待できる疾患です。現在では日帰り手術として行われるのが一般的で、手術時間も短く、多くの方が日常生活に早期に戻られています(手術の適応・回復期間には個人差があります)。

薬物療法については、白内障の進行をある程度緩やかにする目的の点眼薬が使用されることがありますが、濁った水晶体を透明に戻す方法は現時点では手術のみとされています。自己判断で受診を先延ばしにせず、視力の変化を感じたら眼科での検査をご検討ください。

✅ 早めに眼科を受診するメリット

  • 原因(加齢・糖尿病・薬剤など)の早期特定ができる
  • 白内障の段階を把握し、適切な時期に治療を検討できる
  • 進行を客観的に記録・モニタリングできる
  • 他の眼疾患(緑内障・黄斑変性など)との鑑別が可能

⚠️ 受診を先延ばしにするリスク

  • 白内障が進行すると手術の難度が上がる可能性がある
  • 視力低下が続くことで日常生活・仕事・運転に影響が出やすい
  • 他の眼疾患を見落とすリスクがある
  • 糖尿病の方は網膜症の管理も遅れる可能性がある

千葉市美浜区・幕張久木元眼科の白内障診療

千葉県千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心1階にある幕張久木元眼科では、白内障をはじめとする眼疾患の診療を、地域の皆さまにとって身近に受けていただけるよう努めています。

  • 大学病院白内障専門外来元主任による診療——院長・久木元 延行は東京医科歯科大学病院にて白内障・屈折矯正外来の主任を担当。大学病院レベルの専門的な知識と技術を地域で受けていただけます。
  • 豊富な眼内レンズのラインナップ——単焦点レンズから多焦点レンズ・乱視矯正レンズまで幅広く対応。患者さんのライフスタイルに合わせたレンズ選びをご提案します。
  • ライカ製眼科手術専用顕微鏡を導入——高解像度・深い焦点深度を持つ手術専用顕微鏡を使用し、精度の高い手術環境を整えています。
  • 土日祝も診療・オンライン順番取り対応——平日のお仕事の方でも受診しやすい体制です。待ち時間はイオンモール内でお買い物いただけます。
  • 視能訓練士が在籍——専門的な視機能の検査・訓練が院内で受けられます。子どもからご高齢の方まで安心してご相談いただける体制です。

「白内障の原因は一つではなく、患者さんによってさまざまです。私が大切にしているのは、患者さんのお話をよく聞き、原因や生活背景を踏まえた上で、その方にとって本当に合った治療をご提案することです。大学病院での経験を活かし、専門的な医療をあたたかく提供できるクリニックでありたいと思っています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。」

幕張久木元眼科 院長 久木元 延行(くきもと のぶゆき)

よくあるご質問——白内障の原因・受診について

白内障は遺伝しますか?
加齢性白内障については遺伝との明確な関係は現時点ではあまり強くないとされていますが、先天性白内障の一部には遺伝が関係するケースがあります。また、糖尿病は遺伝的要素もある疾患で、それに伴う白内障リスクは家族内で共有される場合があります。「家族に白内障が多い」と感じる場合は、定期的な眼科受診でご自身の状態を把握されることをおすすめします。
ステロイドの点眼薬でも白内障になりますか?
ステロイド点眼薬の長期使用でも、後嚢下白内障が生じる可能性があることが報告されています。内服薬と比較して全身への影響は少ないとされますが、目への直接的な影響はゼロではありません。ステロイド点眼薬を長期間使用している方は、定期的に眼科で水晶体の状態を確認されることが望ましいとされています(発症の有無・時期には個人差があります)。
白内障の検査だけでも受診できますか?
はい、「白内障かどうか確認したいだけ」というご相談でも受診いただけます。幕張久木元眼科では、視力検査・細隙灯顕微鏡検査など必要な検査を行い、現在の白内障の有無・段階・適切な対応についてご説明しています。「まだ手術が必要なほどではないかもしれないけれど…」という段階でもお気軽にご相談ください。

📝 この記事のまとめ

  • 白内障の原因は紫外線だけでなく、加齢・糖尿病・ステロイド薬・外傷・アトピーなど多岐にわたる
  • 最も多い原因は加齢(60代の約70%、80代ではほぼ全員に何らかの変化がある)
  • 糖尿病・ステロイド薬・アトピー関連の白内障は若い年代(30〜40代)にも起こり得る
  • 白内障は現在のところ手術によって視力改善が期待できる疾患。早期発見・早期対応が大切
  • 気になる症状がある場合は自己判断せず、眼科での検査を受けることをおすすめします

白内障・眼の症状でお悩みの方へ

千葉市美浜区・イオンモール幕張新都心1階の幕張久木元眼科では、白内障の検査・診断から治療まで、一人ひとりに丁寧にご対応しています。土日祝も診療・オンライン順番取り対応で、お仕事やお買い物のついでにもご来院いただけます。どうぞお気軽にご相談ください。

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著者情報

幕張久⽊元眼科  院⻑ 久⽊元延⾏

経歴

獨協医科大学 医学部医学科卒業
東京医科歯科大学病院 臨床研修医
東京医科歯科大学 眼科学講座 入局
東京都立広尾病院 眼科
東京医科歯科大学病院 眼科
東京都立多摩総合医療センター 眼科
東京医科歯科大学病院 眼科
– 白内障・屈折矯正外来 主任
– 糖尿病網膜症専門外来
– 医療安全管理リスクマネージャー
幕張久木元眼科開院

【資格】


日本眼科学会認定眼科専門医
水晶体嚢拡張リング認定医
難病指定医
ボトックス認定医(眼瞼痙攣、斜視)
光線力学療法認定医

 

【所属学会】


日本眼科学会
日本眼手術学会
日本白内障屈折矯正学会
日本網膜硝子体学会
日本糖尿病眼学会